Fallout76のメインシナリオを友人と2人でプレイした後の感想
Fallout76を2人でプレイした。きちんとしたレビューは以下の記事などを参照するのが良いと思う。今回書くのはライターでもない1ユーザーがプレイした感想。
世界観
Falloutの過去作をプレイしていた人ならご存知の魅力的なNPCが今作では一切登場しない。広大なマップにユーザーが放り出されてスコーチやスーパーミュータントしかいない世界を放浪して食料や武器、クラフトの素材を求めて放浪するゲーム。
ロケーション、グラフィックはさらに良くなっていた。ソロでプレイしているときに風景に目を奪われて周りを見渡して雰囲気に浸っていた時間は短くない。拾ったホロテープを再生して終わっていく世界に自分の記録を残そうとしている音声にしんみりしながらカバー版「Country Roads(カントリー・ロード)」を聴いてプレイしていた。
ストーリー
と同時に前作Fallout4のレビューでよく見られたworld feels “empty”という指摘をより強く感じさせられる内容だった。魅力的なNPCが削除され本当のサバイバルになったは良いもののメインのシナリオもサブのシナリオもさらにお使い感が強くなった。2箇所を何度も往復させられ、さらにバグで全く先に進めずロードしなおして単調で長いクエストを周回させられた時は本当に虚しかった。ロードが非常に長いことがさらにストレスだった。
秀逸な世界設定とそれを舞台にした示唆に富んだストーリーと魅力的なキャラクター、勢力にユーザーが選択した行動によって主人公の在り方を定義出来るところが好きだった。
今回のFallout76は過去作の好きだったそういうところをプレイしていてほとんど感じなかった。
クエストや世界観にユーザーが関与できる部分は殆どなく、基本的にはお使いを繰り返すだけ。それでもあのFalloutの世界観で友達とプレイするのは非常に楽しい。ただ協力プレイ中に会話やシューティングの部分にばかりフォーカスしてシナリオや雰囲気について考える暇もなくストーリーが進行していったのは惜しいことをしたなと反省している。
オンラインで遭遇する他ユーザーについて
特定の役割をこなすNPC以外は敵しかいない世界観なのでたまに野良のユーザーと遭遇するとお互いにエモートを送り合ってコミュニケーションを取ることが多かった。特にソロでプレイしているユーザーは親切にも資源や武器を落としてくれることもあった。自分もレベルがまだ低い人がいたら積極的に助けたり資源を目の前で落としてあげたりしていた。
また、レベル150ぐらいのユーザーがゴロゴロいるので発売されてそう時間も立っていないのに何時間プレイしているんだと最初は思ったものの理由は簡単だった。というのも、伝説級の武器収集やレベル上げに非常に効率が良い場所がいくつかあり、そこには常に高レベル帯のユーザーが常に集まっている。オンラインゲームではよくあることだ。
クラフト要素や武器について
メインクエストやサブクエストの報酬として、他には各MAPにオブジェクトとして配置されていたり収納箱に格納されていたりするのでそれを回収していくのは今作の醍醐味の一つだと思う。とはいえ、収集しなくても全く問題ないのでシナリオをクリアしたいだけなら気にしなくて良い。収集した素材や武器を収納しておく収納箱の容量はこれから拡大されていく予定らしい。
買って後悔するようなものではない
バグは多いしロードは遅いし上記のような不満あるもののFallout独特の世界観の中で少ない資源でやりくりしながらクエストをこなしていくのは本当に楽しかった。メインクエストと特定のクラフトアイテムの設計図を手に入れるためのサブクエスト、デイリーのイベントしかやっていないが買う価値は十分にあった。
一通りクリアしたら今度はFactorioをプレイすることになっているのでしばらくプレイしなくなるだろうが、今後MOD対応も予定されているのでその時にまたFallout76を起動したい。